マイクロチップ

動物用マイクロチップは、インジェクターと呼ばれる注射器の針の中に装着されており、犬・猫では背部肩甲骨間の部位に皮下に埋め込まれます。針は太いですが、針先が非常に鋭利なことから、大きな疼痛を与えることなく短時間で処置できます。通常、危険な動物などを除き、麻酔や鎮静剤は必要ありません。マイクロチップ処置後には、AIPOのデータベース登録のために、飼主情報、動物情報、獣医師情報を登録用紙に記入して郵送すれば、受付後2週間程度で飼主様に受付終了葉書が郵送されてきます。

海外への渡航

2004年11月に犬等の検疫制度が改正され、日本に輸入される犬などについては個体識別を目的にマイクロチップの使用が義務付けられました。また、日本から海外に犬などを短期間連れ出し、日本へ再入国する場合にも、マイクロチップの埋込みを勧めています。その際にISO規格(11784/5)のマイクロチップを使用することが規定されています。

マイクロチップ
マイクロチップ:直径約2mm、長さ約11mm
マイクロチップリーダー
リーダー:当院使用のポケットリーダー

マイクロチップ挿入のメリット

  • ・迷子や逃走時、地震などの災害時、不慮の事故に見舞われた場合など、保護された際に身元を確認でき、家族も元に戻ってくる可能性がかなり高くなる
  • ・動物の体温測定ができる(一部の製品)
  • ※マイクロチップとともに、首輪に鑑札、名前、連絡先、町名などを付記することも大変有効です。
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